『旧約聖書を知っていますか』 阿刀田高
『地図とあらすじでわかる! 聖書』 船本弘毅
を読了。
恥ずかしながら・・・(>_<)、初めて旧約聖書に何が書いてあるかを知りました。
そうかー、イスラエル建国の歴史が書いてあるんですね。
アブラハム、はなんとなく名前は聞いたことがある。
イサク、は科学哲学に出てきた気がしますが、そうか、イサクはアブラハムの息子なんですね。
モーセは、
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を、むかーし見た記憶がおぼろげにありましたが、そもそもイサクの息子、ヤコブ、のそのまた息子、ヨセフがエジプト王に重用されたのがきっかけで、エジプトに移り住んでいたとは初めて知りました。
で、あれこれあれこれあって、ダビデが登場。ダビデって、あのダビデですよね?
とか、
とか。
そうですか。イスラエルの2代目の王様だったんですね。
で、立派なダビデ王だったのですが、晩年は恋に惑ってあやまちをおかし、子どものソロモンに王座を譲った、と。ああ!ソロモン!この人も知っています。で、ソロモンのところに、シバの女王が訪ねてきた、と。
阿刀田さんの軽快な語り口の中には、ルツといえば、ハイエツの描いたルツが思い浮かぶ、とか、パト・シェバならメムリンクが良いんじゃないか、など、深い教養が垣間見えますが、私はといえば、シバの女王で思い浮かぶのは、
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この中に、確か「シバの女王」、という言葉が出てきたような・・・。
今改めて見てみると、失われたアーク、というのは、モーゼが十戒をおさめた棺のことで、ソロモンの神殿から失われた、という、それを探すお話だったらしい。
ふう、そうですか。やっぱり旧約聖書、いろいろなところにモチーフとして使われているんですね。(と言いながら、引き合いに出す例が貧困ですが)
ここで、昨年度履修した西洋史概説Ⅰのテキストを再度開いてみました。
旧約聖書で一生懸命説明されている頃のイスラエルについては、テキストではさらりと一言触れられているのみ。それも、前9世紀のアッシリアの説明の中で、フェニキア人やイスラエル人などは、アッシリア人との交渉を通して歴史に登場する、とされているだけです。
その頃の、メソポタミアに、いかにたくさんの民族が勃興し、戦いをくりひろげ、衰退していったかが、改めて感じられます。
その中で、現代にいたるまで、連綿と歴史をつなげているイスラエルなんですね。